CASE3(継続の力)

事例紹介
金賞受賞から3年後

左から、片桐康子さん、鈴木佐映さん、三井麻琴さん、齊藤美佐子さん、片平正江さん

「これからも歩き続けたい」地道な努力と支援でさらに改善

~小規模多機能型居宅介護ひつじ雲での取組~

 齊藤さんは、第5期からプロジェクトに参加しています。腰の骨折で起き上がるのも大変な状態でしたが、「買い物に行きたい」という希望に沿って、自宅から事業所まで職員が付き添って歩行支援をした結果、目標を達成して第6期の金賞を受賞しました。
 それから3年。齊藤さんはさらに歩行が安定し、要介護2から要介護1に改善していました。「状態を維持継続して歩けること」を目標に、通所時自宅と事業所との往復は自分で車いすを押して歩き、週1回の訪問でも職員と家の周りを歩いています。さらに、座ってできる足上げやつま先上げなどの下肢体操を続け、寝室が2階なので、階段昇降で手すりを握る力が落ちないようにと手のグーパー体操も欠かしません。「金賞受賞以降も、齊藤さんが地道な努力を続けたから今がある」と介護支援専門員は称賛。職員も、「齊藤さんは、向上心が人一倍強い」と口をそろえます。それは、「同居する娘に迷惑をかけたくない」という思いがあるから。娘さんは毎日齊藤さんのために昼食を用意して出勤、休日には一緒に買い物や散歩をしているそうです。「娘にもひつじ雲にも感謝しています」と話す齊藤さん。これからもプロジェクトに参加したいと意欲はますます盛んです。
 第1期からずっとプロジェクトに参加している「ひつじ雲」。「プロジェクトありきではなく、利用者の改善を目指すという意識が職員全員に浸透している」と職員は熱い想いを話してくれました。

帰宅時のご様子

小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」とは

 介護度が上がっても自宅での生活が継続できるよう支援する小規模なサービス施設で、通いを中心に訪問や泊まりを組み合わせて生活の支援や上下肢運動を行っています。加えて、ご利用者と地域との関係性を大切にし、安心して住み慣れた地域で暮らし続けられるよう支援しています。

広くて開放的!スロープ付きの入口